味方がいない孤独。毎日泣く日々
ベビが泣く。私も泣く。
戦力外で基本的に寝ているか、起きていたとしても寝そべってスマホをいじる。ベビが泣く、あるいは泣き終わる頃にサッサっと外出していく夫。
私は連日、切れて吠えていた。そして遂にクローゼット他、荷物を1箇所に集めて移動を決意した。
夫の育休への意識の低さと、ベビへの危険が何度も見受けられ、子を守る母として、このままでは自分の精神も保たないし、ベビも死ぬかもしれないという思いからだ。
相変わらず、寝ている夫がいたので、部屋のレイアウトを一気に変えた。ずっと寝続ける夫。
私の両親は私に対してもベビに対しても無関心だ。お祝いどころな、なんのメッセージも気にかけてくれる優しい言葉も何一つない。これはかなりさみしい。元来寂しがりやな私だが、さすがにベビが生まれても無関心となると、胸が張り裂けるほどに悲しい。シャワーを浴びている時や、真夜中、なかなか泣き止まないベビを抱きしめている真っ暗な部屋の中、夫はいびきをかいて寝続け、私は1人泣いていた。
床に寝そべって、2時間以内に泣き出すベビの対応をしている。ベビちゃんは可愛いくて、抱きしめると孤りではないことを実感する。
夫は、親族からたくさんの祝福と毎日何らかの電話で育児大変アピールをしているが、ひたすらコンビニに出掛け、時にはゲーム、ノンアルコールを飲みながら、Netflixを見るばかり。洗濯物は私が鬼ギレしてもやらない。部屋の清掃もしない。哺乳瓶の洗浄は以前できていたサイクルがおざなりになり、テキトーになっている。挙げ句、ベビを危険にさらした。
私は、切れた。そして思いつく限りの暴言を言い放って威嚇して、もう一緒にいたくないと心の底から思った。
夫は、母、姉、おばを味方にしている。
私は、1人なのだと痛烈に感じて、毎日涙する。
私も、誰かに電話できたらいいな。そう思って東京都のSOSに電話してみても、回線が繋がらないそうで、さすがに苦しかった。SNSで同じように生後間もないママ達の投稿を見ていると、両親のサポートがあったり、夫に支えられているものばかりで、なぜ私は彼女たちのようにならないのだろうかと苦しくなる。
産後、自殺を選ぶママが一定数いる。
寝不足、不眠が続き、寝てばかりの夫、キレる私、やたらと外出する夫。キレた私の愚痴を夫は肉親に電話して解消しているらしかった。
私は、より一層孤独を感じた。もう2週間以上も家に閉じこもり、ずっと1時間置きに寝て起きてを繰り返しているので、耳鳴りはするし、指先もしびれている。数日間置いてやっとブログを書くことができた。
結婚して、家族をもてば孤独から解消できると信じていたけれど、結局、私は孤独であることを実感するばかりだった。
夫は妻である私の味方ではなかった。
ベビちゃんを抱きしめていると、私は満たされる。
でも、いつかベビも私の手から離れていくのだと思うと胸が張り裂けそうになる。それでも一緒にいる時間は大切にしたい。
ベビちゃんだけが、血の繋がった最強の家族だ。
私は、何もサポートしてくれない夫は要らない。
もうこれ以上、暴言も言いたくないし、彼も聞きたくないだろう。彼は私とベビがいなくても家族がいる。なんなら母と共に住めば満たされることだろう。
そういう風に私の中で、話がまとまりつつある。
何度言っても家事ができない。言ってもやらない。何度言っても風呂に入ってくれない。真面目にベビと向き合ってくれない。いつもテキトーにベビを扱うのが許せない。真剣になれない人がパートナーであるのは無理だ。
そして、私はこういうことを聞いてくれる家族がいない。友人にも話せないというか、そんな時間ないし。だから、ブログは私の私による世界だ。
ここが唯一の心の拠り所である。
もう、家を出て人生をやり直そうと思う。
もし、ベビを人質に取られたら、奪い返せるだろうか。あるいは、サヨナラしようか。だって夫には家族がいるから。私は私しかいないから不利だ。ベビ的にはサポートがたくさんある夫の方がいいのかもしれない。
もし、そうなら今一緒にいるベビとの時間を濃密にしたいと思う。
最後にいう。
私はさみしい。でも、ベビがいてくれて嬉しい。
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コメント一覧
はじめまして。通りすがりに失礼いたします。藤香(ふじか)と申します。少し前の記事も含めて拝見したのですが、お母さん(すみません、お名前が分かりませんでしたのでお母さんとお呼びいたしますね)、とてもお辛いですよね。私にも子がいるので、新生児期、乳児期を思い出しながら、深夜の調乳のしんどさなどが蘇ってきました。旦那さんが協力してくださらないのですね。一番身近な協力者のはずが、スマートフォンを見てばかり、出掛けてばかりでは、より一層孤独を感じてしまいますよね。そんな大変な状況の中、お母さんが赤ちゃんをとっても大切に思う気持ちが伝わってきて、心がぎゅっと絞まります。お母さん、本当に頑張っていらっしゃいますね。自治体にお電話をかけてみたとのことですが、なかなか繋がらないのですね。サポートを受けようと行動するお姿が素晴らしいです。「ホームスタート」という家庭訪問型の子育て支援はご存じでしょうか。研修を受けた地域の子育て経験者がご自宅に訪問する子育て支援ボランティアです。もしまだお電話してみていなければ、ぜひ「ホームスタート」で検索して、ホームページをご覧になってみてください。お母さんは、決して1人ではありません。味方になってくれる人、力を貸してくれる人がきっといます。お母さんの心が軽くなることをお祈りしております。