2021.10.25
ひろゆきがブームになっているようです。
自分が出た大学の最も有名な人になりました。ひろゆきパイセン。
1%の努力とかいうひろゆきの本がバカ売れ中らしく、私も発売早々に買ったくちでした。
「エッグスタンドっていらなくね?」
というキャッチーな導入から本は始まりました。
金持ちの家でしか見かけない謎の卵🥚スタンド。
その存在を知っているか否かで、自分の家の経済スペックが分かり、そこから一喜一憂して、自分の家にエッグスタンドがないことに対して、ネガティブに捉えるか、いやいやそもそもさ、エッグスタンドなんていらなくね?って捉えることができるかの違いだから、そんなに悲観する必要なくね?と著者は述べています。
ま、確かにいらないなぁと思う。
本で言いたいのは、人生のイージーモードを見極めていければいんじゃないの?
と、そんなふうに聞こえる本でした。
ちなみに私の家は生活保護でなければ維持できないような経済困窮者であったにも関わらず、父の謎のプライドで生活保護すら受給できずにひもじい子供時代でした。
なのに、何故かエッグスタンドは家にあったので、存在は知っていましたが、マジでいらねーなと思ったのは確かです。
さて、旦那ちゃんと一緒に見た映画、とても面白かったので、ご紹介です。
「ダウンサイズ」
加速する人口増加問題に、限りある資源の確保、ゴミ、地球環境問題を懸念した結果、人間そのものをスモール化するのがベストではないか?
といういかにもアメリカらしいクレイジーな発想から、ダウンサイズ化した世界をコミカルに描いた本作品。
リアリティのある演出で、人間が少しずつダウンサイズして、”あちら側”の世界に移っていきます。
完全にマットデイモンを下げる作品だったなど、批評家の散々たる酷評がネット上に上がっておりました。
が、確かに…マットデイモンでなくても…と思いましたが、彼の人柄とか滲みでていて、個人的には良かったです。
人間がスモール化するという、リカちゃん人形みたいな取り扱いが滑稽すぎて、終始面白かったです。
結局のところ、スモール化しようが人間は人間であり、人間に係る問題もそのまま縮小されただけであり、必ず貧富の差や情報格差は生まれてしまうのかもな…というのは感じました。
あと、旦那ちゃんの感想でハッとしたのですが、やはりアメリカ。宗教マインドが背景に感じられるとの見方がありました。
人間を小さくしようが、人間が抱える苦難や、選択肢、もろもろありますが、隣人愛、真理、生命、愛というのが映画から醸し出されていたというのが旦那ちゃんの意見でした。
なるほどおおおおお。
全くその視点はなかったので、それぞれの感想を述べ合って楽しかったです。
寒くなったら、鍋と映画ですね。