2021.8.15
ついに観てしまいました。ずーーっと気になっていた、世界から大絶賛された禁断の映画ああああああああああ
パラサイト半地下の家族!!!!
写真、不気味すぎる笑笑笑笑🤣
あらすじ
“半地下住宅”に暮らす貧しい4人家族のキム一家。ある時長男ギウの友人ミニョクが自分が留学中に家庭教師を代わってほしいとバイトの話を持ってくる。向かった先は高台にある豪邸のパク一家。 初日に母娘の信頼を勝ち取り、見事家庭教師の職を得たギウは、パク家の息子ダソンに紹介したい家庭教師がいると巧みに持ちかける。そして連れてきたのはジェシカと名乗る妹のギジョンだった。 ダソンの美術教師になり母の信頼を得たギジョンは次にある仕掛けをする。徐々にパク家に取り入っていくキム一家。この二つの家族に待ち受けている衝撃の展開とは……。
感想
とりあえず、映画を観た時、予備知識がほとんどない状態でした。
巷で、ずいぶんと話題になっているらしい。貧乏家族が言葉巧みに金持ち家族の家をのっとる??みたいな話かな?
その程度しか知らないまま、旦那ちゃんと映画を見始めました。
‼️‼️‼️👁👀👁⁉️⁉️⁉️
観ていると、感情の着地点に迷います。
ん!?なんなの?
一体この作品は、コミカルで笑える方向にもっていきたいのか?ところどころ、面白い。うん。笑える。ちゃんと面白い。普通に笑えるし、ちゃんと面白い。
なんなの?家族のホッコリ系Movieとして、楽しむスタンスでいいのかな?
んーでも…なんか不気味なんだよなぁー。とにかく映画全体が、どこか不気味なのです。。。
不穏な空気が流れ続けるなか、映画は進み、やはり笑いがあります。ちゃんと面白いのに、なんだか気色悪い。ジリジリした気持ちを引っ張り続けて、クライマックスに突入しました。
なかなかの衝撃でしたね。そうですね。予測できないというギミックに見事ハマりましたね。
ラストはやるせない気持ちと、やっと終わった…という安堵感になりました。
社会問題、貧富の格差を題材にしたといわれる本作。誰もが関心のあるテーマで、入りやすいことでしょう。
半地下と呼ばれる、物価の高いソウル内で、家賃5万円台で暮らせてしまえる貧困住宅。
何故なら、半地下ゆえに、日当たりも悪く、カビや得体の知れない虫が部屋中を這いずり回っています。現代社会なのに、ネットも繋がらないし、水廻りのインフラが行き届かないため、トイレは、高い位置に設置されています。そうしないと、流れていかないのだそうです。
近隣の住民も平気で野しょんべんをしたり、品がありません。なんといっても半地下特有のこびりついた臭いは、セレブの邸宅で、働きに出るまで本人は全く気が付かないのです。
セレブな家庭を乗っ取って、資産や金品を奪ってしまおう!っていうシンプルな話でもなかったですね。
そういう邪な魂胆(こんたん)が貧困家族には一切ないんですよね。腹黒さみたいなのがなくて、貧困という事実。
一家全員が、失業中という現実を受け入れてはいるのです。
そーゆーもんだからねー。
って感じ。
それを今更、どうこうする野心や悪気など一切ないのです。
セレブを陥れてやろうとかそういう負のエネルギーがないからこそ、観ている側としては、貧困家族を応援したくなってしまうのです。
たまたま流れで、セレブ家庭で働ける機会を得たなーくらいで…物語は進むので、欲がないからこそ、ほっこり家族を応援しながら見てしまうのです。
緻密なストーリー展開に、圧倒されましたね。韓国ムービーは面白いですね。
音楽効果はほとんど使っていない中で、ハラハラしたりドキドキしたり、時にいやらしかったり、楽しかったり、嬉しかったり、悲しくなったり、色んな感情を浮き彫りにしてくれる面白い映画でした。
先が見えない展開っていいですね!
超!おすすめです!