Netflix「ベター・コール・ソウル」の感想

どれだけ面白いかっていうと、こんなふうに感想書きたくなるくらいに面白かったです。

元々、ブレイキングバッドが大好きでした。「ベターコールソウル」は、そのスピンオフ作品です。ブレイキングバットの中に出てきた悪徳弁護士ソウルグッドマンが主人公です。いかにしてソウルグッドマンになったか?が描かれています。

 

ベターコールソウル面白かったああ。人間関係の複雑さ、怖さ、脆さ、愛おしさ、それぞれの関わりが丁寧に描かれています。

ソウルグッドマンの若い頃から弁護士になるまでと、弁護士になってからの苦悩の日々、恋人、兄との因縁、彼自身の優しさやチャーミングな部分、ちょっと行き過ぎな行動、圧倒的なコミュ力など、人間性が面白かったです。

このドラマ、2軸あるんですよね。陰と陽があるんです。ソウルグッドマンの面白い日々の線(陽)と裏社会で起きている事象(陰)の2面が同時進行?で描かれています。もちろん、時間の流れは、若干異なりますが、やがて巧妙に繋がりを持っていきます。じわじわもつれていく過程が面白いですね。

CD買うとA面B面があるような。1枚のCDで2倍楽しめるという感覚!2つドラマがあって、それぞれ単体で見ていても成立はすると思うんですよね。それぞれ面白いから。でもさらに面白くなるのは、その2つが微妙に繋がっているんですよね。

聴いている者があれ?じわじわと聴き手が知らないうちにストーリーが繋がっていて、気がついたら抜け出せない!あっちはどうした!こっちはどうした!と気になって気になって目が離せなくなりす!作品全体が依存性あり!さすが!ドラッグ!おもれええええなんだこの作品わあああああ‼️ギミックぅぅう。トリックぅぅうにどっぷりハメられましたね。

裏社会を描いている割には作品全体的に静かなんですよね。でも、恐怖と緊迫感がある。

ソウルグッドマン(以前名は、ジミー)は、正義感溢れる恋人キムウェクスラーと毎日仕事を励まし合いながら、楽しい月日を過ごしていました。恋人のよくある甘い日常が丁寧に描かれています。タバコ吸って、特に喋らないとかね。気の許せる者同士だからこそ、沈黙でも成立するとかね。でも、それらはいたって普通の日々で、でも、特別だったりする。思い返してみたり立ち止まって振り返ると愛おしくて幸せな時間で、そういうの経験している人からすると、うんうんと首を縦に振りながらじわじわ堪能できるし、それを知らない者でも、恋人同士の同居生活ってこんな感じなのかーってリアリティを持って楽しめると思います。

私は、登場人物の中で、マイクが好きです。

マイク💖

マイクは、ガスフリングの護衛というかまぁ、何でも屋ですね。必要があれば?コロシ屋にもなるし、残忍な現場のお片付けをしたり、遺棄したり、人員を手配したり、説得したり、追いかけたりと…何かと忙しい人です。てか、なんでもできる凄腕オッサン。

とにかくマイクは、冷静です。(私は感情オバケなので、マイクの冷静さがほしいいいい)

マイクのことを語るなら、お酒何倍でもいけそう!本当にイケおじです!ぱっと見、じじいなんですが、むちゃくちゃ強いし、口は堅いし、孫好きだし、キモくないし、頭いいし、凄腕スナイパーだし、言うことは的確だし、会話に無駄がない!簡潔明瞭で、的を得ていて、説得力もある。でも、人情味もあるし、相手のことをよくわかっているし、辛いこともあるけど、目の前の仕事、与えられたことをしっかりきっちり遂行するから信頼されるぅううう。んで、ただ単にガスの言いなりになるのではなく、自分の意見も言う。一理あるから、相手も聞き入れるし、参謀よね。本当にこういう人いたら激アツですね。

このドラマで面白いのは、それだけ能力高い人なのに、仕事でミスをするところがちゃんと描かれているところです。(ラボ建設中に、建設作業員が脱走してしまう)

どうするんだろ…とハラハラしながら見ていました。ガス(トップ)を怒らせて、ボコボコにされるのかなーなんて思いましたが、さすがはマイクです。

取り乱すことなく、組織部隊に的確な指示を出して脱走した者を追いかけます。マイク本人も冷静に居所を絞って当たりをつけてから、ボスに現状を報告していたように思います。(あれ、そんな感じでしたよね?違ってましたら、すみません💦)

この作品には、ブレイキングバッド時代のお馴染みキャラクターがどんどんでてきます💖

ガスフリング、ヘクターサラマンカ、双子ブラザーズ笑、ゲイリー、リディア、フランチェスカ、マリー、掃除機屋のオジサン、ハンク、ゴメス、トゥコぉおおおおおおおお!トゥコ出てきたのは超嬉しかったですね💖

ジェシーもウォルターも出てくるので、見ていて上がります💖✨✨✨✨

昔のダチと再会する?みたいな笑

ヘクターサラマンカのチリンチリンのいきさつとか、ガスフリングとマイクとの接点を知ることができてグッときました。ウォルターがブルーメスを作っていたラボの建設過程などなどブレイキングバッドでは描けなかった部分がたくさん出てくるので、ファンは絶対に嬉しいと思います💖✨✨

ベターコールソウルオリジナルのキャラも良かったです!

ハワード💖

ハワードの最後、かわいそうすぎる。。。

ナチョ💖

ナチョのラストは、かっこよかったあああ💖ナチョらしかった。ここまで見てきたナチョラ〜達全員を納得させてくれるかっこいいラストシーンでしたね。最初は全然だったのに、エピソードを重ねて見るうちにどんどんナチョ愛が芽生えてきました。シーズン途中でナチョは亡くなってしまうのですが(ネタバレごめんなさい😢)ナチョロスが辛かったほとです。

ナチョは、父ちゃんのことを深く愛しているのが伝わったし、車も家もかっこよかったですね。悪の道に進んではしまいましたが、彼なりに描く理想があったのでしょう。組織のトップにたって自由に行動したかったんだろうなぁと思います。それは会社員の人なら大なり小なり思うことでしょう。優秀であることが仇となり、利用されてしまいましたが、とにかくかっこよかったです。ヘクターサラマンカをチリンチリンにしたのは彼だったんだなぁ!と😆笑えました。謀反だ!謀反だ!チリンチリンになるまでが、めちゃめちゃ真剣!シリアスな雰囲気で進むのですが、内心こちらとしては、クスクス笑ってしまいました。行きつく先は、チリンチリンやでって笑😆

ナチョには本当にハラハラさせられました✨✨作品を面白くさせたのは間違いなく彼ですね。ソウルグッドマンが極悪な世界に足を踏み入れるきっかけになった人物でもあります。キーマンです。ナチョ♡って言いたい!

キム💖

キムううううううう!!かっこいい女性!本当にイケてる女性でした!日本ドラマじゃ、まず出てこない!こんなかっこいい女は!!!!ってくらいクール&スマートですね。弁護士ですから、当然頭がキレるわけで、仕事にはベストを尽くします。こんな人が弁護士なら大当たりですね。負け試合だとしても、ベストを尽くします。その実直な姿勢、高い能力から大手弁護士事務所からヘッドハンティングされますね。給料も高くなる!ロースクールのローンも完済されるし、なんならパートナー!!そんな人が、なんでジミーなんだ!?なんでジミーなんだ!?と皆、疑問に思いながらも、彼女にはジミーのようなユーモラスな人が必要だったのでしょう。ジミーは詐欺を働くけど、憎めないというか。兄チャックは完璧で、弟のジミーはヤンチャで、末っ子特有の間抜けさと、愛嬌がキムの心をくすぐります。

ジミーは口が達者です。

相手を惹きつけるトーク力と大胆さ、行動力、ネジがぶっ壊れているようなクレイジーさを持つ男!愛すべきジミー!大手法律事務所の郵便係時代からの付き合いで、友達関係、気心知れた間柄。ジミーの頑張りを誰よりも近くで見てきた人物でもあります。互いのことをさらけ出せる唯一の相手なのでした。友情?男女関係、ビジネスパートナー?兄弟?夫婦?共犯関係。仲間ですね。

ジミーのことが好きだし、でもどうしようもないなぁと思いながらも中毒性のある彼と離れられず、真っ当な彼女は、日々の仕事のストレス発散やら真面目な人にありがちな息抜き程度になら…と少しずつ悪事に手を染めてしまいます。頭がいいので、綿密に計画立てて、実行してきたはずが、結果的にハワードが…。キムは自責の念にかられ、ジミーと破局することになります。

本当に胸が熱くなりましたね。キムがバスの中で大泣きしているシーン。いいシーンでした。

チャックのことも書きたかったけど、まぁいいや。笑

とにかく面白いドラマでした!毎日1話ずつ旦那ちゃんと一緒に見て、次の展開ワクワクするのが本当に楽しい時間でした。こんなに楽しい作品に出会えて私は幸せです!ブレイキングバッドと併せて本当にオススメの作品です!

そうそう、こちら発売されましたね♪

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日記

Posted by Admin