この人にはもう私がいない
人間関係において、同じ時間に生きて対話をしていても心が通じ合わない(通じなくなった)人がいる。
ビジネス上、利害関係があれば上部だけで関われるけれど、多くの場合、ドライになり疎遠になり、やがて関係性は希薄になる。
この33年の人生で、血の通っているはずの実の親と関係性が根絶するとなると、なかなかキツい。
恋愛や友人同士の関係性が終わったな…という感覚はあるものの、まさか親にまでその終わりがあるとはなかなか悲しいものである。
まー、親があまりにもドライすぎるので葬式に参列する気ももうなくなったし、納骨や墓参りも知ったこっちゃない。遺品整理も知らん。私は嫁いでいるし、兄がやるのかな?とはいえ、兄は連絡先を親に言っていないから私に連絡がくるのだろう。
だとしても、一切関わらない!という姿勢でいるつもりだ。
ひとしきり泣いている夜。
ベビちゃんが私のお腹をぶん殴る蹴る。←嬉しい💖
この親子の関わりもいつか忘れられてしまうのかもしれない。
親子ってなんなんだろうなぁ。言うて実家は貧乏だからお金がなければ愛情も薄まる、ひいてはなくなるということが結論になる。金の切れ目が縁の切れ目。綺麗事抜きにそう思う。両親はいい歳である。人生が好転するような経済の回復はなく、年々ひもじくなり、性格も歪み、子どもを育てたことすら忘れるほどに心も懐も何もかも消耗している。
哀れに思うと同時に家を出て良かったと胸を撫で下ろすに他ならない。
Yahoo知恵袋でも、両親の貧乏に悩む若者がいる。
家が貧しくて望む進路を歩めない。アルバイトだけで生活するにも苦しいから家も出られない。同級生が羨ましいといった書き込みがある。
家を出てしまった方がいい。貧乏症の物事の考え方、情報弱者である認識不足、凝り固まった考え方、今日食べる分しか稼げない。何年経っても金がない金がないしか言わない人達とは一刻も早く距離をとった方がいい。ろくな人生にならない。ひねくれるし、卑屈になるし、凡庸で退屈な腐った人生になる。
と言ってあげたい。
とりあえず、金がないのは悪害である。
最低限稼ぎ続けなければ。そして、生活レベルも能力も平気以上であるべき。そうでなければ私のようなひねくれ癖がついてしまう。人と比べるべきではないが、比べなくてもいいように生かされないと本当につらい。
両親には感謝もあるけど、〜してくれなかった。〜を許してくれなかった。何もしてくれなかった。愛情もなかった。
そうなると手遅れなのだ。
過保護すぎてはいけないけれど、ネグレクトすぎるのもいかがなものか。そして何より金がないのは本当にダメ!重罪です。
私は何とかしてお金を得たい、ベビちゃんのそばにいてあげたいし、自分も旦那ちゃんも美味しいもの食べて色々なところに行きたいから。
お金があることは美徳です。お金で幸福にはなりませんが、不幸は回避できます。
そう思う夜。
私の中でも、ぷつりと親との縁がきれた音が聞こえたのであります。